こんにちは。ステファニー、15才です。
私が住んでいるのは、サン・フアン・デル・オビスポという、
アンティグア・グアテマラのアグア火山のふもとの町です。
私が4才の時、兄が癌にかかっていることがわかりました。
私にとってとてもつらい時期でしたが、これによって母も私も、
命の大切さを理解し感謝することを学びました。
兄は懸命に生きようとしました。その姿は私が継ぐべきお手本です。
私は幼少期のほとんどを兄が治療を受ける病院で過ごしました。
そこで出会った人たちは、一緒に過ごすうち、
いつでも私を支えてくれる家族のようになりました。
6年の闘病の後、悲しいことに兄は19才で亡くなりました。
毎日より良い人間になるために努力することを、兄は教えてくれました。
3年前からマリンバのグループに参加しています。
マリンバを通して、グループで活動することを学び、かけがえのない経験を得て、
兄がいなくなったことが私の幸せを妨げることはなく、
アートを通して自分を表現することができるようになりました。
マリンバを弾くことで、チェロを弾くことにも関心を持ち、
今では音楽は私にとってなくてはならないものになっています。
将来は、音楽セラピーの専門家になり、グアテマラの発展に貢献したいと思います。
Luis de Lion Casa Museo
2011, Sep., Digital Storytelling Workshop, San Juan del Obispo, Guatemala
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