2012年6月12日火曜日

ある人生の物語 ステファニー Relato de vida Stephanie



こんにちは。ステファニー、15才です。
私が住んでいるのは、サン・フアン・デル・オビスポという、
アンティグア・グアテマラのアグア火山のふもとの町です。
私が4才の時、兄が癌にかかっていることがわかりました。
私にとってとてもつらい時期でしたが、これによって母も私も、
命の大切さを理解し感謝することを学びました。
兄は懸命に生きようとしました。その姿は私が継ぐべきお手本です。
私は幼少期のほとんどを兄が治療を受ける病院で過ごしました。
そこで出会った人たちは、一緒に過ごすうち、
いつでも私を支えてくれる家族のようになりました。
6年の闘病の後、悲しいことに兄は19才で亡くなりました。
毎日より良い人間になるために努力することを、兄は教えてくれました。
3年前からマリンバのグループに参加しています。
マリンバを通して、グループで活動することを学び、かけがえのない経験を得て、
兄がいなくなったことが私の幸せを妨げることはなく、
アートを通して自分を表現することができるようになりました。
マリンバを弾くことで、チェロを弾くことにも関心を持ち、
今では音楽は私にとってなくてはならないものになっています。
将来は、音楽セラピーの専門家になり、グアテマラの発展に貢献したいと思います。

Luis de Lion Casa Museo
2011, Sep., Digital Storytelling Workshop, San Juan del Obispo, Guatemala



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